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小規模建築設計事務所におけるRevit導入プロセスーアメリカ中西部での事例

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日本の小規模建築設計事務所ではBIMの導入がなかなか進まないと言われています。 本記事はアメリカ中西部にある小規模建築設計事務所でのRevit導入プロセスを、具体例をあげながら俯瞰することにより、日本における導入へのヒントを提供することを目的としています。

はじめに

FEHデザイン(旧FEHアソシエイツ)はアメリカ中西部にある小規模建築・構造設計及びインテリアデザイン事務所である。Revit導入をした当時、本社はアイオワ州デモイン、著者の勤務する支社はアイオワ州スーシティにあり、2つの事務所、事務系職員を含めた約25名のスタッフからなっていたが、現在はアイオワ州デビューク、ウィスコンシン州オコノモワクを含めた4つの事務所、計45名のスタッフをもつデザイン事務所へと成長した。 本稿ではFEHデザインがまだ2つの事務所からなり、スーシティ支社が14名のスタッフ(3名の事務系職員を含める)からなっていた導入初期から現在へ至る、スーシティ事務所でのRevit導入プロセスを時系列的に概観し、導入のポイントを挙げていきたい。

2010年 最初のRevitプロジェクト・新築小学校プロジェクト

2009年当時、FEHデザインではAutoDesktopを使用していたが、3Dモデル構築の容易さとその結果としての整合性の高さ、パラメトリックなシステム、空調・配管・電機エンジニアとのコーディネーションの容易さ、他社との競合力の向上などの利点を総合的に評価し、利点がコストを上回ると判断して、この年、Revitへの移行を決定した。同時にデモイン本社にRevitの経験があるスタッフ1名が入社し、既存のCADマネジャー2名と導入を始めた。 初めてのプロジェクトはデモイン本社が受注した140平方メートルほどの小さな屋外構造物であったが、著者が勤務するスーシティ事務所における最初のRevitプロジェクトは、2010年の総面積9,940平方メートル、3階建ての新築小学校プロジェクトであった。 スーシティ事務所ではRevit導入のための新規採用スタッフはおらず、プロジェクトに携わったテクニカル・スタッフ5名はすべてAutoCAD、AutoDesktopユーザーであり、うち1名はCAD兼ITマネジャーであった。当時AutoDesktopを用いた3D製図は存在してはいたが、スーシティ事務所では従来の2D製図がプロダクションのほとんどを占めていた。スタッフは事前に二日間にわたるRevitトレーニングをリセラーの開催するセミナーで受けてはいたものの、実際にプロジェクトにおいて使用するのは初めての経験であった。 そのころ、2D製図から3Dモデリングへの移行は2DCADスタッフにとって難しいと言われていた。しかし、Revitの基本操作は極めて直感的であるため、スタッフは短期間で慣れることができ、一度3Dモデリングに慣れると、同じものを別のファイルに何度も描き直すという作業がなくなるため、初めからBIMの利点を実感することができた。ただ、スタッフにとって初めてのRevitプロジェクトであったため、AutoCADでは経験することがなかったRevit独自の問題を予期することができず、十分でないハードウエア環境、作業量配分の不備によるシンクロ問題、セントラルモデルの不十分な管理などの問題が発生した。 設計図書の作成が完了した後、これらの問題を解決するためハードウエアのアップグレード、作業配分の検討を含めたプロジェクト・マネジャーとの話し合い、セントラルモデル管理のスタンダード化とその周知がおこなわれ、以降のプロジェクトでは同様の問題を回避することができた。

ポイント

  • 3Dへの移行メリットはすぐに実感できる。
  • Revitへの移行はRevit特有の作業配分に慣れながら。
  • コンピュータのスペックは余裕を持たせて。
  • ファイル・メンテナンスはしっかりと。
  • 問題は先延ばしせず解決して、次のプロジェクトに生かして。

2011年 社内スタンダード・コミッティの発足と社内ライブラリの構築

2011年に新しい事務所がアイオワ州デビューク市に設立されるに伴い、大手建築設計事務所でBIMマネジメントに携わっていたスタッフ1名が採用された。同時に社内スタンダードを成文化するため、彼をリーダーとするBIMスタンダード・コミッティが設置された。メンバーはRevitを頻繁に使用するテクニカル・スタッフおよび建築士7名とパートナーである建築士1名(スーシティ事務所からはテクニカルスタッフ2名が参加)からなっており、2013年に最初のスタンダード・マニュアルが発行され、以降、毎年新しいバージョンが発行されている。 このスタンダード・マニュアルには、記号や寸法などの表記法や設計図書書式の解説の他、キープランやシートの集計表作成の方法のようなハウトゥー、モデルのリリースに関わる書類なども収録されていた。

BIM Standards Manual

同じころ、このコミッティにより、社内テンプレート、およびコンポーネント・ライブラリの構築も系統立てて行われるようになった。 基本的な社内テンプレートはRevit導入当初にすでに開発されてはいたが、ビュー・テンプレートやワークセットなどは十分に活用されておらず、複数のプロジェクトを経験するにしたがって寄せられたニーズをもとに、段階的に改善を行った。これらの作業はBIMスタンダード・コミッティの有志数名によって行われ、フォーラムや地域のコンベンションから得られた知識をもとに開発した。テンプレートが充実するにつれ、多くのことが自動化され、図面化にかかる時間が短縮されていった。

コンポーネントは導入初期には必要に応じて随時作成していたが、その数は急速に増え、クオリティ管理、プロジェクト間での共有、そして多量のコンポーネントの中から必要なものを素早く選択する手法の開発が必須となった。
複数の方法を検討後、コミッティではリセラーの勧めに従い、ファイル名はREVIT MODEL CONTENT STYLE GUIDEに沿って付け、インペリアルライブラリのコンポーネントはファイル名を変えず、そのままCドライブからロードするという方針が採用された。プロパティウインドウにサーチ機能が付いたことにより、コンポーネント選択が容易になった事も助けとなった。

以降、社内ライブラリのファイルシステムはマスターフォーマットのディビジョン(アメリカの建築業界で用いられる建築部材を分類する2桁の番号)を使用し、個々のファイル名はREVIT MODEL CONTENT STYLE GUIDEに従っている。また、このコンポーネント・ライブラリには現在でも随時改善、拡張、および削除などのメンテナンスを常時行っている。

コンポーネント・ライブラリが充実するに従いプロジェクトごとにコンポーネントを開発する必要性が減少したので作業が効率化され、また、スペース・プランニング機能を兼ね備えるコンポーネントや、計算機能を備えたタグが開発されるにつれ、初期設計の時間短縮という成果も上がっている。

ポイント

  • 社内BIMコミッティが導入のリーダーに。
  • BIMスタンダードは早い時点で作成し始めて、順次アップグレード。
  • 社内テンプレートは必須。Revitの便利な機能を標準搭載させ、使いやすく。
  • 社内ライブラリのファイル方式と名前のコンベンションはよく考えてから。後で変更するのは大変。
  • テンプレートやコンポーネントのアップデートには、スタッフからのインプットとフォーラムやコンベンションで得られた知識を活用。

2012年 歴史的図書館の増改築における3Dモデルの活用

2012年、スーシティ事務所は1914年に建設された図書館の増改築プロジェクトを受注した。増築部は現存の図書館に対して122度の角度で設計されたため、二つの建築物をつなぐ部分の屋根組が通常の構造設計図書では把握しにくいデザインになっていた。トラスを含めた屋根の構造部材は3Dモデルで作ってあったため、構造の3Dビューを設計図書に載せることになり、構造を3Dビューで示したものとしてはスーシティオフィスでは初めてのものとなった。

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構造の3D図

また、詳細図の作成においても結合部の詳細が他のプロジェクトにはない独特なものとなったため、製図ビューの使用を極力避け、詳細ビューで周辺部材との関係を確認しながら描画した。詳細ビューの活用は、まさに3Dモデルの利点を活用することであり、設計ミスを避けるツールとして有効である。以降、詳細ビューの活用はスーシティオフィスのスタンダードとなった。
ちなみに製図ビューは繰り返し使われる床仕上げ詳細図や天井詳細図などに有効であるため、製図ビューライブラリが作成された。こちらもテンプレートやライブラリと同様、改善、拡張が常時行われている。

ポイント

  • 3Dビューを活用してRevitの利点を実感して。
  • 詳細図の作成は詳細ビューを中心に。整合性チェックに力を発揮。
  • 製図ビューライブラリは繰り返し使う詳細図に便利。最新の詳細図を集めて管理し、効率化を。

2015年 建築法規チェックへの応用

この年、スーシティ事務所は小学校の増築プロジェクトを受注した。増築面積は580平方メートルと小さいものの、現存の校舎が1964年築の校舎とそれよりも古い体育館からなっており、かつ、スプリンクラーを設置するのが難しいため、建築法規チェックが複雑になった。その為、収容人数の計算や出口距離や接面距離の算出および建築法規図の作成にRevitの集計表やタグを使用し、計算と作図の一部を自動化した。
2012年にBIMコミッティのリーダーがオートデスクユニバーシティに参加し、そこで学んだことをベースにして、収容人数の算出を自動化するスケジュールをテンプレートに組み込んであったものの、スーシティ事務所では建築法規チェック担当者が必ずしもRevitユーザーではなかったため、電卓やエクセルでの計算や、pdfエディタでの作図が中心であった。よって、この自動化により従来に比べ作業を効率化することができた。

以来、プロジェクト・テンプレートやビュー・テンプレート、タグなどを随時アップデートし、またテクニカル・スタッフや建築士のオン・ザ・ジョブ・トレーニング、Revitを学んだ新人建築士の登用などにより、現在ではほとんどのプロジェクトにこのシステムが用いられるようになっている。

ポイント

  • テンプレートやコンポーネント、タグに数式を組み込んでより便利に。
  • オン・ザ・ジョブ・トレーニングで開発した機能を全社スタッフとシェア

2017年 ユーザビリティのチェック 事例:医療センターの改築

2017年には医療センターの改築を受注した。これは現存のセンターの中にクリーンルームを新たに設けるプロジェクトであり、この施設における最初のクリーンルームであった。クリーンルームに割り当てることのできるスペースが限られているうえに、その中に設置しなければならない機器も多く、しかも現存のスペースを維持しながら改築部の工事を完了し、治療を中断させることなく医療機能を移行させなければならなかった。よって、限られたスペース内での医療作業動線と必要スペースを、実際にそのスペースで作業することになる医療従事者と確認することが重要になった。平面図でこれらを確認することは難しかったため、Revitの3Dモデルを提示し、クライエントとの確認を行った。BIMの利用手法としては初歩的なものと言えるが、平面図、立面図のみの提示よりも分かりやすいと好評であった。設計図書を普段見慣れていないクライエントに3D図をリアルタイムに示すことができるのは、Revitの大きな利点と言える。

ポイント

様々な3Dビューを使ってRevitの利点をクライエントとシェアしよう。

2019年 アドオンソフトによるレンダリング 

Revit導入初期からFEHデザインではレンダリングの有効利用を模索してきた。前述の最初のRevitプロジェクトである小学校プロジェクトでもレンダリングが試みられ、ローカルマシン・レンダリングやクラウドレンダリングで複数の画像を作り、フォトショップでポストプロダクションを行い、クライエントに提供したり、内装カラー選択の助けにした。

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初期のレンダリング

その後、前述の図書館プロジェクトのころにはポストプロダクションのスキルが向上し、クライエントのファンドレイジングに貢献することができた。
Revit以前はSketchUpなどのソフトウエアで2DCADから別途のモデルを構築して3D画像を作っていたので、導入初期においても作業が簡略化された。とはいえ、Revit上のレンダリングは有志スタッフによるトライアンドエラーの作業であったため、初期においてはテクニックを手にした少数(スーシティ事務所では1名のみ)のスタッフがマーケティングスタッフの助けを借りて行う、極めて時間のかかる、特化した作業であった。この状況が大きく変わったのはLumionというレンダリング・アドオン・ソフトの導入からであった。

導入コストはかかったものの、アドオン・コンポーネントの購入およびレンダリングの為のコンポーネント開発の必要がほとんどなくなり、マテリアルや背景の設定も簡略化され、さらに多くのスタッフが使用できるようになったため、クオリティの向上、作業時間の短縮、担当スタッフの拡大と、効率が改善された。ただ、この時点ではまだローカルマシンでのレンダリングであり、レンダリングを行うスタッフが使用する複数のコンピュータに高価なグラフィックスカードを搭載する必要性があった。

昨年(2019年)の段階では、Lumion及びEnscape(これもレンダリングソフトであるがLumionよりも安価であり、リアルタイム・レンダリングに優れている)を使用できるスタッフが増え、コンピュータ環境も整ったため、レンダリングは日常的に行われるようになり、クライエントとのデザイン確認からファンドレイジングへの画像提供など、業務のあらゆる段階を通してレンダリングを行っている。

この年に受注した高校の増築プロジェクトは、学校のロゴを配した縦横共に5メートル半のカーテンウォール3つが正面にあるデザインであったが、夕焼けを背景にし、ライトアップされた新校舎を、設計図書に使用しているRevitモデルから短時間でレンダリングすることができ、大変好評であった。

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高校増築プロジェクトのレンダリング

ポイント

  • レンダリングはクライエントへのインパクトが大きいので早くから利用しよう。
  • コンピュータ環境、アドオン・ソフト、トレーニング量などを総合的に評価して、ベストなレンダリング手法を見つけて。

2019年 トレーニング・マテリアルの開発

テンプレートやライブラリが充実し、製図ビューライブラリが改善され、Revitによる作業がストリームライン化するとともに、新入社員および夏季インターンに、どのようにこれらのスタンダードを短期間で理解させるかが課題となった。
大学在籍中のインターン、および新卒社員はRevitの基本操作方法を大学で学んでいるものの、FEHデザイン特有のライブラリやテンプレートに関する知識はない。よって採用後すぐにトレーニングを行い、スタンダードを理解してもらわないと、後で他のスタッフがモデルを修正したり、パラメータを設定し直したりしなくてはならなくなるなど、BIMがデータベースであるが故の問題が起きることになる。

よって、2、3日でRevitの基本操作の理解度を確認し、必要な知識を補い、スタンダードを説明し、個々の作業はオン・ザ・ジョブ・トレーニングで対応するものの、工程が分かないときは気軽に他のスタッフに尋ねることができる環境を作ることが必須になる。基本操作の理解の確認と補足説明は面談によるスキルチェックとオンライン動画の活用で、ある程度完了できるが、社内Revitスタンダードの解説はそのフレームワークがないと説明しづらい上、説明を受ける側も混乱しやすい。

数年前にはニーズを反映させたオンライントレーニングシステムを開発・提供するサービスの利用を検討したものの、コストが問題となり採用に至らなかった。 そこで、パワーポイントを用いたトレーニング・マテリアルを自社開発することとなった。開発は著者によって社員からのインプットを集めた上で行われ、現在FEHデザイン全社で使用されている。短時間で重要項目を系統立てて説明でき、必要であれば後日パワーポイントを参照することもできるなど好評であり、今後テンプレートやライブラリのアップデート、ユーザーからのリクエストに伴い随時改定していく予定である。

動画とトレーニング・マテリアルによって、スタッフの初期トレーニングは手法が確立されたとはいえ、重要なのは必要に応じて行うオン・ザ・ジョブ・トレーニングである。現在、BIMスタンダード・コミッティのメンバーが新しいタスクや質問に応じて1対1でトレーニングを行っており、今のところこれが一番良い結果を得る手法であると思われる。今年、自宅勤務に移行したときにはMS Teamsなどで同様の1対1のトレーニングを行った。隣に立ってのトレーニングよりは手間取るものの、スクリーンシェアやスクリーンショットを通じて十分対応できたと感じている。

この春から夏にかけての自宅勤務期間は多くの社員のオンライン・コミュニケーションへの敷居を下げる機会になった。自宅、事務所に関わらずMS Teams等を常用することにより、事務所間の会話が向上し、Revitの知識を共有し助け合う環境が創造されつつあるのを体感している。これが機会となり、FEHデザイン全社における、さらなるトレーニングとテクノロジーの向上につながればと期待している。

ポイント

  • Revitの基本操作トレーニングは動画を活用。
  • トレーニングはオン・ザ・ジョブ・トレーニングが世代を通して人気。
  • トレーニング・マテリアルの選択・開発には現場の声を反映させて。
  •  マテリアルの見た目も重要。

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2020年 そして、これから ー VR、AR、ポイントクラウド、ジェネレティブ・デザイン

Revit導入から2019年までの10年間、テンプレートやライブラリの作成及びメンテナンス、新しいテクノロジーの評価、トレーニングやそのマテリアルの開発は、すべてスタッフの隙間時間で対応されてきた。これらのスタッフはパートナー、建築士、テクニカルスタッフであり、プロジェクトが立て込むとRevit関連の作業は後回しになることが常であり、これらの作業をスケジュールに沿って計画的に進めることが難しかった。

またFEHデザインが成長し、テンプレートやコンポーネントが多機能になるに従い、トレーニングを有志の隙間時間のみで対応することに限界を感じるようになってきた。その為、2019年の秋、FEHデザインはフルタイムのBIMマネジャーを公募した。が、結局BIMスタンダード・コミッティの一員である著者が、建築士と兼任のBIMマネジャーとして2020年から任命された。現在勤務時間の20%をBIM関連の作業に充てることになっているが、プロジェクトが立て込むとRevit関連の作業は後回しにせざるを得ないこともあり、これからも調整を行っていく予定である。

10年前と比べ、テクノロジーは格段に進化し、VR、AR、Dynamo、ポイントクラウド、ジェネレティブ・デザインなど、BIMの活用は大きく広がった。ゆえ、情報収集も課題であり、BIMスタンダード・コミッティメンバーへの案件配分も検討中である。

ポイント

  • BIMマネジャーは、いた方が効率的。
  • 業務内容によっては兼任も可能だが、専任のマネジャーでこその利点もあるので、ニーズに合わせて選択を。
  • テクノロジーは急速に進化しているので、情報収集にも時間を充てて。

最後に

BIMが主流のアメリカにある建築設計事務所とはいえ、小規模事務所ゆえのコストおよび時間の制限は日本同様に存在し、その中で競争力を向上させ、作業を効率化し、利益率を上げるために、段階的に様々なテクノロジーを検討し、導入してきた。決して一朝一夕のプロセスではなく、有志スタッフの興味と協力、スタッフ全員とのオープンな意見交換、地域のRevit Users’ Groupの有志やコンベンション、オンラインフォーラムで出会った第一人者たちとの気 さくな会話や彼らの手助け、そしてリセラーの助けを得て今日に至る。大手設計事務所のように第一線でテクノロジーを開拓していくことはなくとも、BIMテクノロジーの利点をクライエント、協力会社そして他のユーザーに還元していけるよう、これからも努力していきたい。

アラドあづさ Azusa Allard

筑波大学芸術学研究科、環境デザイン専攻にて修士号を取得後、渡米。 2006年、FEH アソシエイツ, Inc.(現FEH デザイン)に入社。 入社直後に始まったAutoCADからRevitへの移行に伴い、BIMに関わり始める。 現在は建築士としての業務に携わると同時にBIMマネージャーを兼務。 社内テンプレートやコンテントライブラリを構築・管理するほか、社内BIMスタンダードコミッティをリードするとともに、社内BIM教育、BIMヘルプデスク業務にも携わる。