オートデスクは、お客様がプロジェクト データの保存場所をより自由に選択・管理できるようにするために、地域別サービスの拡大に取り組んでいます。オートデスクのクラウド コラボレーション サービスでは、プロジェクトにおけるデータ保存場所の要件やお客様の好みに幅広く対応するために、地域のオプションを拡大する取り組みを行っています。
当社の製品は、複数の可用性ゾーンとデータ復旧制御を備えたグローバル クラウド インフラストラクチャを使用しています。
オートデスクは、専用の可用性ゾーンと専用のデータのバックアップとリカバリを備えた 3 つのエッジ ロケーションを維持しています。本番ネットワークへのトラフィックはすべてデフォルトで拒否され、完全に冗長化されたフォールト トレラントなインフラを経由するようになっています。
自動データ バックアップにより、停止やフェイルオーバーが発生した場合にデータの回復が可能になります。復旧戦略を定期的にテストすることで、オートデスクはサービスが停止する可能性を減らし、ランサムウェアに対するレジリエンスを高めることができます。
処理能力と使用状況を監視して需要を管理し、システム要件を満たすために追加の容量を有効にします。オートデスクには、可用性に対するリスクを監視および管理する専任の 24 時間年中無休のクラウド サービス運用およびインシデント対応チームがあります。
オートデスクは、ソフトウェアのリリース管理、ハードウェアやオペレーティング システムのアップグレード、システムの健全性の監視など、重要な活動を厳格な手順に則って行っています。
当社はカスタマー エクスペリエンスへの影響を最小限に抑えながら、効果的なパッチの展開に努めています。可能な場合は、新しいパッチのチェックと、権限を持つセキュリティ担当者により承認された配備リストの準備が自動的に行われます。パッチを安全に展開してテストするために、ステージング環境と本番環境を別々に維持しています。
オートデスクのインシデント管理ポリシーは、インシデントの解決を推進するためのベスト プラクティスを定義し、Information Technology Infrastructure Library (ITIL) v3 フレームワークに基づいています。このポリシーは、継続的なプロセスの改善と蓄積された知識に基づく将来の対応のために、インシデント情報を収集し、配布することを目標としています。
お客様データは、別々の場所にあるデータ センター間で複製されます。複製によって、バックアップ データ センターへのフェイルオーバーが必要になった場合のデータ損失の可能性やサービスの遅延を低減できます。個人データの国境を越えた転送や適切な保護措置については、Autodesk プライバシー ステートメントをご覧ください。
オートデスクのキャパシティ管理ポリシーでは、リソースの使用統計に基づいて計算リソースを収集、調整し、高レベルの可用性を維持します。定期的にパフォーマンス テストと負荷テストを実施し、使用量が急増してもサービスのレジリエンスを維持できるようにしています。
オートデスクは、お客様がプロジェクト データの保存場所をより自由に選択・管理できるようにするために、地域別サービスの拡大に取り組んでいます。オートデスクのクラウド コラボレーション サービスでは、プロジェクトにおけるデータ保存場所の要件やお客様の好みに幅広く対応するために、地域のオプションを拡大する取り組みを行っています。
対象のサービス* をご利用の場合、対象コンテンツ** のプライマリ ストレージとして、次のいずれかの地域を選択できます。
* 質問 3 の表を参照
** 質問 5 の定義を参照
次の対象サービスをご利用の場合、「対象コンテンツ」(質問 5 の定義を参照)のプライマリ ストレージとして、次の国/地域を選択できます。
対象のサービス | 地域 |
Autodesk Build | 米国、EU、オーストラリア |
Autodesk BIM Collaborate | 米国、EU、オーストラリア |
Autodesk BIM Collaborate Pro | 米国、EU、オーストラリア |
Autodesk Docs | 米国、EU、オーストラリア |
Autodesk Takeoff | 米国、EU、オーストラリア |
BIM 360 Docs* | 米国、EU |
Content Catalog | 米国、EU、オーストラリア |
Autodesk Fusion Manage | 米国、EU |
その他すべてのオートデスク製品(建設、製造、メディア & エンターテインメント)** | 米国 |
* BIM 360 Docs の対象となるモジュールやコンポーネントの詳細については、こちらをご確認ください。
** 例外となる製品は、製品ドキュメントに記されています。
対応地域については、次の API 別一覧をご覧ください。
主要業界 | API 製品 | 地域 |
建設 | Autodesk Construction Cloud(ACC) API *1 | 米国、EU、オーストラリア |
BIM 360 API *2 | 米国、EU | |
Parameters API | 米国、EU | |
AEC Data Model | 米国、EU、オーストラリア | |
BuildingConnected API | 米国 | |
TradeTapp API | 米国 | |
ACC の AutoSpecs | 米国 | |
Forma API(ベータ版) | 米国、EU | |
Tandem Data API | 米国 | |
製造 | Manufacturing Data Model API | 米国 |
メディア & エンターテインメント | Flow Graph Engine API | 米国 |
プラットフォーム | Data Management API | 米国、EU、オーストラリア |
Model Derivative API | 米国、EU、オーストラリア | |
Viewer SDK | 米国、EU、オーストラリア | |
Webhooks API | 米国、EU、オーストラリア | |
Design Automation API | 米国 | |
Data Visualization SDK | 米国 | |
Premium Reporting API | 米国 | |
Token Flex API | 米国 | |
Reality Capture API | 米国 | |
Data Exchange API(ベータ版) | 米国 | |
Application Management API(ベータ版) | 米国 |
*1)米国限定の AutoSpecs は除きます。
*2)一部の BIM 360 API は ACC と互換性があり、オーストラリアでは ACC に使用されています。
「対象コンテンツ」(「プロジェクト データ」とも呼ばれます)に含まれるのは、1)権限のあるユーザーがサービスに送信またはアップロードしたファイル、設計、モデル、データ セット、画像、ドキュメント、タスク、スケジュール、または類似の資料、2)サービスの利用によって、ユーザーの未加工データまたは情報から生成された特定の出力(該当する場合)などです。
はい。お客様はもちろん、有効な資格情報(ユーザー名とパスワード)が付与されている、招待および承認されたユーザーや共同作業者は、世界中のどこからでも対象コンテンツにアクセスできます。
現在、オートデスクの個人データ用システムは、アカウント、ID、サポート、アクセス、コラボレーションを含めてグローバル対応になっており、個人データは、ID とアカウントのすべてのデータを含めて、今後も米国で保存・処理されます。オートデスクは、個人データの転送に関する法的規則に準拠しています。詳細は質問 8 をご覧ください。
オートデスクは、個人データを EU から転送する場合の法的規則に準拠しています。詳細については、プライバシー ステートメント、Trust Center(「データの転送」セクション)、および GDPR に関するよくある質問(FAQ) (英語) をご覧ください。国際的な転送に関しては、拘束的企業準則(BCR)も規定しています(BCR には Autodesk Trust Center からアクセスできます)。 また、国境を越えたデータ転送について規定するデータ処理契約/付属書(DPA)を、ご希望に応じて提供しています。ご希望の場合は、Trust Center の「法的条件」セクションからリクエストしてください。
お客様がプロジェクト データの保存場所をより自由に選択・管理できるようにするために、オートデスクは今後も、地域別サービスの拡大に取り組んでまいります。また、データの地域に関する最新情報は、通常のチャネルがあればそこでお知らせするなど、透明性を確保してまいります。
オートデスクは、お客様との信頼関係を構築し、アセットのセキュリティを守り、セキュリティ インシデントに対応し、プロジェクト データを保護するために、全力で取り組んでいます。プロセス、テクノロジー、セキュリティのコントロールを組み合わせるとともに、業界パートナー各社と提携することで、堅牢なセキュリティ プログラムを実現しています。たとえば、データは転送時も保管中も、業界標準の暗号化方法で暗号化されます。また、データのバックアップ/リカバリ システムを定期的にテストし、期待どおりに機能するか確認しています。 詳細については、Autodesk Trust Center(https://www.autodesk.com/jp/trust/overview)の、セキュリティ フレームワーク、データ保護対策、プライバシー ステートメントをご確認ください。
国境を越えた個人データの転送および適切な保護措置については、オートデスクのプライバシー ステートメント、Trust Center の「データの転送」、GDPR に関する FAQ (英語)をご覧ください。
オートデスクは、ビジネスの継続性を確保するために、堅牢なデータ バックアップ体制と災害復旧計画を構築しています。ビジネスの継続性を確保するための戦略の一環として、データはバックアップおよび災害復旧計画用に複製され、それぞれに異なる物理的なデータ センターに保存されています。バックアップのデータ センターが必要になった場合は、複製することで、データの損失やサービスの遅延が発生しないように対処します。ただし、ビジネスの継続性に関するオートデスクの戦略は、ビジネスの継続性に関するお客様ご自身の戦略やデータのバックアップ/リカバリー計画の代わりとなるものではありませんので、ご注意ください。
内部・外部監査、証明、第三者によるセキュリティ評価など、オートデスクが遵守するセキュリティ ポリシーについては、Trust Center をご覧ください。
質問の回答を参照するか、サポートが必要な場合はエージェントにお問い合わせください。
オートデスクが製造した正規のオートデスク ソフトウェアを使用することで、有害ソフトウェアの標的となったりソフトウェア エラーが発生したりするリスクを軽減できます。
オートデスクの製品やサービスが停止している場合は、クラウド サービスのリアルタイムのステータスをご確認ください。
リモート コード実行、認証バイパス、またはその他の脆弱性を報告いただくことで、製品のセキュリティを向上させることができます。