Autodesk Fusion を活用したデータ連携 (コネクテッド データ) 戦略が、製品ライフサイクル管理の統合、コラボレーションの強化、分散したチーム全体でのトレーサビリティを向上させる仕組みをご紹介します。
製造業において、製品ライフサイクル全体での情報を統合する連携データ モデルへの移行が進んでいます。製品の複雑化や開発スケジュールの短縮が進む中、連携の取れていないシステムはボトルネックやミスの原因となります。

データ連携戦略は、将来への道筋を示します。情報を連続的かつ信頼性の高い流れとして結びつけることで、チームは製品に対する共通理解を深め、自信を持って意思決定を行うことができます。
製品ライフサイクル全体のデータの一元管理とデジタル ツインによるデータ連携
- 製品ライフサイクル全体のデータの一元管理:ライフサイクルのあらゆる段階を単一の正しい情報源へ結びつける、データ連携の連続的な流れ。エンジニアリング上の決定、要件、更新情報、製造上の制約を可視化することで、チーム全体のミスを削減し、トレーサビリティを向上させます。
- デジタル ツイン:製品やシステムを文脈に沿って表現した、実行可能なモデル。デジタル ツインは連携したデータを活用し、リアルタイムの洞察や動作のシミュレーションを通じて意思決定を改善します。これにより、物理的なシステムに影響を与えずに予知保全や性能評価が可能になります。
“航空機の完全なデジタル ツインを実現するには、使用の違いを管理するバリアント管理も必要になります。こうした要件を支えるFusion Manager ExtensionのPLMが私たちのプロセスの中心であり、現在その拡張も進めています”
—Pol-Victor Gisquet, Team Leader Mechanical Systems Integration and Aerospace Engineer, SwissDrones
Fusion for Design:組み込まれているデータ管理機能と統合されたPLM
Fusion for Designは、作業の進行に合わせてバージョン、関連性、メタデータを取得できるデータ管理機能が組み込まれています。これにより、連携されたデータ戦略を強化します。チームは、競合や改訂版の紛失を心配することなく、最新の設計情報に基づいて作業を行っているという確信を持って、安心してコラボレーションを行うことができます。
この連携された環境では製品の構造が自動的に維持されるため、製造に向けた準備も整います。製造エンジニアは、最新のデータを参照しているという確信を持って、プロセスやドキュメントを精緻にすることができます。設計が更新されると関連情報もシームレスに更新されるため、手戻りが減り、引き継ぎが迅速化されます。
Fusion for Designは、Fusion Manage が含まれており、PLM機能により組織全体に連携されたデータを拡張できます。チームは、統一されたライフサイクル環境内で変更依頼を管理し、サプライヤーと調整を行い、運用、調達、サービス機能を連携させることができます。自動化されたワークフロー、BOMや改訂履歴のリアルタイムな可視化、正確な製品データへの共有アクセスにより、業務上の摩擦が軽減され、分散したチーム間の連携が維持されます。
より連携の取れたアプローチ
データ連携戦略は、企業が製品開発において透明性やトレーサビリティ、アジリティ高めるのに役立ちます。そうしたビジョンを、データ管理機能と統合PLMを標準装備したFusion for Designが実現します。データ品質を保護し、意思決定を迅速化する同期化された環境を提供することで、Autodesk Fusionは製造業者がイノベーションをより迅速に進め、より効果的に連携し、自信を持って変化に対応できるよう支援します。