Autodesk FY25 Impact Report

すべての人々にとって、より良い世界をデザインし創造する。

FY25 の主な取り組み

自社業務の改善

温室効果ガス排出量の社内価格を 20 ドルから 33 ドル/トンへと引き上げ、約 155,000 トンの CO₂e に適用

画像提供:David Wakely

顧客との連携

Autodesk Forma の初期設計インサイトを強化し、環境性能(エンボディドカーボン含む)の最適化を支援

画像提供:Stantec

業界の変革

1,450 万ドルの金融資本と 980 万ドルの現物支援を Autodesk Foundation(オートデスク基金)のポートフォリオに提供

画像提供:BLDUS / Ty Cole/OTTO

オートデスク社長兼最高経営責任者(CEO)と最高サステナビリティ責任者(CSO)からのメッセージ

世界は、不安定なマクロ経済、地政学的な混乱、急速なテクノロジーの進化といった課題に直面しています。こうした状況では、短期的な課題への迅速な対応が求められる一方で、それだけに囚われてしまえば、未来に向けた長期的視点を見失う危険もあります。

 

重要なのは、短期の課題解決と長期的なビジョンの両立。私たちは現在の課題に向き合いながら、持続的でポジティブな成果を追求していきます。

 

オートデスクは、従業員、お客様、投資家、そして私たちのコミュニティと共に未来へ歩み続けられることを誇りに思っています。目の前の課題と、未来の目標。その両方のバランスを取りながら、すべての人々にとってより良い世界を、共にデザインし、創造していくことを目指します。

「デザインと創造」のテクノロジーで、サステナブルな成果を加速

ノートルダム大聖堂の修復

火災の映像は世界中で大きな反響を呼び、オートデスクは即座に支援を表明。現金寄付に加え、テクノロジーと 3D デジタルモデリングの専門知識を提供。

画像提供:公的機関、Rebâtir Notre-Dame de Paris、Art Graphique & Patrimoine

工学院大学

工学院大学のソーラーカー開発チームは、Autodesk Fusion を活用した設計とシミュレーションにより、環境負荷を抑えた高効率な車体開発を実現し、サステナブルなモビリティの未来を切り拓く。

画像提供:工学院大学

SuperGenius

Autodesk Maya、3ds Max、そして MotionBuilder は、SuperGenius チームの技術的な工程を効率化し、アーティストやクリエイターが本来の創造的な仕事に集中できるよう支援。

画像提供:SuperGenius

サステナブルな事業運営の推進

100%

自社施設、クラウドサービス、 および在宅勤務における電力を再生可能エネルギーで調達


510 万ドル

FY25 に、Autodesk Carbon Fund を通じて当社のインパクト重点領域に沿ったプロジェクトへ投資


6,000 MWh

Liberty Solar との仮想電力購入契約(vPPA)を通じて、 初回分として受領した再生可能エネルギー証書


Autodesk Foundation(オートデスク基金)を通じてイノベーションを加速

サステナブル住宅

エネルギー・資材

サステナブル素材で建築を再発明する

ワシントンD.C. に拠点を置く受賞歴を持つ BLDUS は、建築・施工・開発を統合したアプローチにより、「Grass House」に代表される健康でサステナブルな住宅を生み出すことに取り組んでいる。竹材の構造フレームから菌糸体(マッシュルーム)を使った照明まで、Revit を活用して、細部のデータ管理から全体像の把握までを一貫して行っている。


画像提供:Ty Cole/OTTO

大学構内の建物

健康・レジリエンス

世界初の“気候ポジティブ”大学

建築設計事務所 MASS Design Group は、ルワンダ農業保全研究所(RICA)のキャンパスを、教育カリキュラムと同様に徹底してサステナブルなものとすることを目指した。テクノロジーを活用し、設計と施工の効率を高めたことで、この理念を現実のものにした。


画像提供:Iwan Baan

EV充電ステーションでポーズする女性二人

仕事・繁栄

家族、働き手、そして“良い仕事”の新しい定義

ChargerHelp! は、データ活用と人材のスキルアップによって EV 充電ステーションの信頼性を支え、地域の雇用機会を創出。Nth Cycle は、EVv バッテリー向け鉱物資源の循環利用とより効率的な抽出方法を実現し、持続可能なサプライチェーンの構築に挑んでいる。


画像提供:ChargerHelp

産業を変革する

サステナビリティ

FY24 インパクトレポート
〜 サステナブルな取り組みの軌跡を振り返る 〜

未来に向けた歩みは、過去の成果と学びの積み重ねによって形づくられる。
FY24 インパクトレポートでは、オートデスクが実施したサステナビリティ活動の成果と、
その変革を支えた主要なイニシアチブを振り返り、日本語要約版で要点をコンパクトに紹介している。
FY24 から FY25 へと続く取り組みの発展と継続性を、ぜひ振り返りながらご覧ください。