あと30年しかない。国連の推計によると、世界の人口は2050年までに97億人に到達し、その2/3が都市部に集中する。この人口を支えるため、建設業界は 2050 年まで 1 日あたり平均 13,000棟のビル、年間112万km以上の道路と約 9 万橋の橋梁を作る必要がある。
BIMや工業化工法 (プリファブリケーション) などのテクノロジー無しに、建設業界がこの需要を満たすのは困難だ。その上、生産性低下や労働力不足の増大という問題もある。
だが、より優れた建設やインフラのプロジェクトを実現するための競争が、世界各地の建築や土木・インフラ業界の各企業をBIMの導入へ導いている。また、2D から 3D モデリングへの移行に時間がかかりがちな新興市場では、行政が (イギリスの BIM義務化などの) ベストプラクティスを検討して巻き返しを図っている。
以下のインフォグラフィックは、BIMの導入や利点、生産性向上、省コスト性と、世界各地で展開されているBIM義務化/行政イニシアチブをまとめたものだ。BIMの導入や活用をすることで、建築や土木・インフラの各業界で廃業 (もしくは破壊的な転換) の危機を乗り越え、今後何世代にもわたる人類の繁栄に役立つことができる。
このインフォグラフィックは2013年4月に公開された記事を更新したものです。BIM政策に関する追加のデータと情報はオートデスクのGovernment Affairs チームにより提供されています。
オートデスクのコンテンツ開発&オウンドメディア担当ディレクター、カイリー・スウェンソンはライター、ミュージシャン、優れたデザインの信奉者です。
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