AutoCAD

Autodesk AutoCAD とは

AutoCAD 製品についてオートデスクが開発する 汎用ソフトを紹介しています。

AutoCAD の歴史
AutoCAD の歴史

CAD、AutoCAD とは

CAD とは Computer Aided Design の略で「コンピュータによる設計支援」を意味します。以前は製図板やドラフターを使用して手書きで行っていた設計・作図を、コンピュータを使用して行うようにしたものです。図面はデジタルデータ化され、流用性が高まり、修正作業も効率化します。

かつては大型コンピュータを使用して高額な費用のかかるものでしたが、現在では PC の普及により多くの設計者にとって無くてはならないものとなっています。

AutoCAD の歴史の始まりは 1982 年、IBM が PC を発表した年になります。その年の 12 月に AutoCAD の最初のバージョンが発表されました。その後、図のような歴史をたどり現在に至ります。

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Autodesk AutoCAD の進化

AutoCAD は PC と共に発展、進化してきたようなものです。PC や OS の進化と共に AutoCAD も進化を遂げてきました。PC が Windows95 と共に爆発的に普及したのに伴い、PC を使った CAD も一般化しました。またこの時期には AutoCAD LT (現在、新規サブスクリプションでの販売終了) が発表されて、2D 設計における PC CAD の普及に大きく貢献しました。また2021 年 5 月 7 日(日本時間)にオートデスクは、AutoCAD LT に代わって業種別ツールセットが含まれない AutoCAD® と AutoCAD PlusAutoCAD including specialized toolsets)の販売を開始しました。

現在ではクラウドやモバイルコンピューティングなど技術は進化し、それに伴い PC だけでなくモバイルデバイスなどでの CAD データの利用が注目されています。AutoCAD は AutoCAD Web の Web 版や モバイル版といった製品によってこれらのニーズに応え続けています。

AutoCAD と AutoCAD Plus の機能比較
AutoCAD 製品機能比較

Autodesk AutoCAD 40 数年の歴史

40 数年の歴史を通して AutoCAD は高度な作図機能を持ち、高い精度で図面を作成できます。そしてカスタマイズが自由に行えるため、全世界で多くのユーザに指示されています。

AutoCAD はバージョンアップにより最新のテクノロジーを取り入れ、設計作業の効率化を常に目指しています。しかし AutoCAD の強みはそれだけではありません。先の図に示されたように AutoCAD には約 40 年に渡る歴史があります。これだけ長きにわたって存在し続けている PC アプリケーションは数少ないものです。そして最新の AutoCAD では過去すべてのバージョンで作成された図面データを開くことができます。

設計データは大事な知的財産であり、企業にとって重要な資産です。過去の資産を捨てることなく活用できることが AutoCAD 最大の長所ではないでしょうか。

AutoCAD は世界で最も標準的な CAD と言うべき存在であり、設計データに込められた知識や経験を継承するためのツールなのです。

Autodesk AutoCAD ソフトウェア製品の種類

AutoCAD には次のような種類があります。利用目的に応じて最適な AutoCAD を選びましょう。

AutoCAD 3D モデル - 3D モデリングやレンダリングなどの機能を有した AutoCAD
3D モデリングやレンダリングなどの機能を有した AutoCAD

AutoCAD の機能

レギュラー版の AutoCAD です。2D 設計を行うにあたって必要な全ての機能が含まれています。

設計作業は個人ではなくチームで行う場合も多いです。チーム設計をおけるコラボレーション機能や生産性を向上させるための機能は他の種類との大きな違いです。 例えば図面の標準化を管理するための機能があります。これにより仕様の整った図面一式を確実に作成することができます。 また定型操作を簡便にするためのアクションマクロ機能があり、これをチームで共有することで作業性を大きく向上させることができます。

また 3D モデリングレンダリングなどの機能も有しています。ソリッドやサーフェス、メッシュといった 3D オブジェクトを作成して構想設計を行ったり、完成した 3D モデルからレンダリング画像やアニメーションを作成してビジュアル化したり、さらには 3D プリントのための STL ファイル出力も行えます。加えて、3D モデルから 2D 図面を作成することもできます。他の 3D CAD と連携して、読み込んだモデルから AutoCAD 図面を作成することもできます。

さらにカスタマイズにより AutoCAD をより使いやすくすることができます。本格的に開発を行わなくとも、App Store から様々なアプリをダウンロードして、業務効率をさらに改善することができます。

AutoCAD 基礎情報では、初心者向け、AutoCAD における 3D の概念と機能をご紹介しています。

AutoCAD Plus (AutoCAD including specialized toolsets - AutoCAD IST)

Autodesk AutoCAD にはいくつかの種類があり、その中でレギュラー版の AutoCAD の機能的優位性については既に述べた通りですが、AutoCAD Plus では、業種別ツールセットを無償で使用することができます。

AutoCAD IST - 業種別ツールセットを含む AutoCAD - AutoCAD Mechanical ツールセットを使い機械設計をする女性
AutoCAD IST - 業種別ツールセットを含む AutoCAD

業種別ツールセットを含む AutoCAD Plus

Autodesk AutoCAD は汎用 CAD として開発されているため、ある特定の用途に特化した機能を持っているわけではありません。例えば JIS 機械部品のライブラリーが付属しているわけでも、壁や屋根を簡単に作図するコマンドがあるわけでもありません。そこで AutoCAD Plus には、「ツールセット」という各業種に合わせた追加の機能を利用できるようになっています。業種別ツールセットには以下のものがあります。

例えば Mechanical ツールセットには、各製図規格に基づく標準部品のライブラリーや、部品表やバルーンを作成する機能、機械製図に欠かせない図記号を記入するためのコマンドなどが追加されます。Electrical ツールセットは電気制御設計に特化した機能が追加されます。電気図面を整理するためのプロジェクト管理や、回路図のシンボルライブラリーなどがあります。

これらの業種別ツールセットはレギュラー版のサブスクリプションライセンスを持つユーザであればどなたでもダウンロード、インストールして使うことができます。

 オートデスクが委託した外部コンサルタントによる調査結果では、業種別ツールセットを使用することで AutoCAD タスクの生産性が平均で 63% 向上したことがわかりました。詳細は AutoCAD Plus に含まれる 7 つのツールセットをご覧下さい。

Autodesk AutoCAD Web

旧称 AutoCAD Web アプリ、AutoCAD モバイル アプリ

AutoCAD Web: 基本的な設計ニーズに対応した信頼できるソリューション - ブラウザーで開いている autocad web

Autodesk AutoCAD(Web 版)

AutoCAD (Web 版) は Windows 10 を搭載した PC の Web ブラウザを介して起動するアプリケーションです。任意のコンピュータからクラウドに保存された AutoCAD  図面を AutoCAD Web 上で直接表示、作成、編集することができます。

例えばオフィスで作業していた図面を、 AutoCAD Web を使用して現場で表示・編集した後、再びオフィス戻って作業を続けることができます。

AutoCAD モバイル アプリ - AutoCAD モバイルアプリでランドスケープをデザインする

Autodesk AutoCAD(モバイル版)

iOS、Android OS を搭載したモバイル デバイスを使用して、どこにいても AutoCAD のパワーを活用できます。AutoCAD Web App と同様に、AutoCAD 図面をいつでもどこでも表示、作成、編集、共有することができます。

例えば、現場スタッフに常に最新の図面を提供して、更新情報にリアルタイムでアクセスできます。

AutoCAD Web およびモバイルアプリは AutoCAD をクラウドサービスによって補完して、さらによりよく使うためのものです。

Autodesk AutoCAD 製品一覧

拡張可能な機能と自動化が備わった、コスト効率の高い 2D および 3D CAD ソフトウェア


自動化を備えた 2D および 3D CAD ソフトウェア。AutoCAD、業種別ツールセットなどが含まれています。


Web ブラウザまたはモバイル デバイスを使用して、作図、注釈付けを行い、図面に現場のデータを追加できます。DWG ファイルにアクセスして編集し、AutoCAD ユーザーと設計の共同作業を進めることができます。


Autodesk AutoCAD のファイルフォーマットについて

AutoCAD のファイルフォーマットについて - AutoCAD の 2 つのファイル形式は DXF と DWG

DXF ファイル

AutoCAD のファイル形式には 2 つのフォーマットがあります。DWG ファイルと DXF ファイルです。

DXF ファイルは異なる CAD 間でのデータのやり取りに用いられることで、現在ではとても一般的な形式です。かつては Drawing Interchange Format(X はインターチェンジの形を表しています)と呼ばれていました。AutoCAD の新旧バージョン間でのデータ互換のために使われていたからです。

DXF ファイルはテキスト形式のファイルです。図面内のオブジェクトをファイルに記述しやすかったため、多くの CAD でこの形式での書き出しが取り入れられました。そしてその結果、Drawing eXchange Format (DFX) と今は呼ばれているのです。

AutoCAD の DWG 形式の歴史 - DWG ファイル形式もバージョンアップ

DWG ファイル

ただし現在、AutoCAD は過去のすべてのバージョンの DWG ファイルを開くことができます。AutoCAD 同士のやり取りでは DWG ファイルを使用するのが一般的です。DXF ファイルとは違い、バイナリー形式で記述されるためファイルサイズは DXF に比べて圧倒的に小さくなります。

AutoCAD のバージョンアップの時々に合わせて DWG ファイル形式もバージョンアップしています。新しいバージョンの AutoCAD では全てのバージョンの DWG ファイルを開くことができますが、古いバージョンの AutoCAD へデータを渡す時はそのバージョンに合った DWG ファイルで渡すことが大事なポイントです。

DWG ファイルは drawing からとられており、AutoCAD標準のファイル形式のことで、オートデスク独自のファイル形式です。

DWG ファイル形式もバージョンアップ - ネイティブ DWG ファイルではない DWG ファイルを開いた際に出るメッセージ

DWG ファイルの互換性

最近では AutoCAD 以外の CAD でも DWG ファイル形式を扱うことができるものが増えてきました。ただし Autodesk 社は DWG ファイルフォーマットの仕様を公開しておらず、これらの DWG ファイルはリバースエンジニアリングによって開発されたものです。したがって 100 % エラーなく読み込みができるとは限りません。AutoCAD でこのような DWG ファイルを開いたときには図のようなメッセージが表示されます。

設計資産が格納される DWG ファイルというフォーマットに対して最も高い互換性を持つCADは、このフォーマットの元である AutoCAD なのです。

電気設計 CAD - AutoCAD 互換 / DWG 互換ソフトの機能比較

AutoCAD 互換 / DWG 互換ソフトの機能比較

現在 AutoCAD 互換や DWG 互換を強みにする CAD ソフトウェアが多く存在します。実際に AutoCAD と BricsCAD、IJCAD の機能を比較して、AutoCAD が優れている点をご確認いただけます。

Autodesk AutoCAD の基本概念について

多くの PC アプリケーションは現実世界を模倣しています。

AutoCAD の基本概念 - AutoCAD の画層(レイヤー)という考え方

システムズドラフティングの手法をデジタル化

ワードプロセッサが原稿用紙とペンをイメージしていたりするように、CAD もまた製図版やドラフターをイメージして、初めに用紙サイズを決め、次に縮尺を設定してから作図を開始したりするものが多いです。しかし AutoCAD はそのような電子ドラフターを目指して開発されたわけではありません。かつて手書きが主流であった時代にアメリカではシステムズドラフティングという考え方がありました。これは図面作成を合理的、効率的に行おうとするものです。描いた図形をなるべく描き直さずに、繰り返し利用することで手早く図面を作成する、例えばトレーシングペーパーに要素を描き分け、それらを重ね合わせて図面を表現したり、図の拡大/縮小コピーを貼り合わせて図面を作成したりしました。

AutoCAD はこれらシステムズドラフティングで用いられた手法をデジタル化するものです。トレーシングペーパーを重ね合わせる手法は画層(レイヤー)の考えに発展しました。オブジェクトを複数の画層に描き分けて同時に表示・非表示したり、ある画層だけを編集から保護したりすることで作図効率を高めました。

AutoCAD 独特のレイアウトの考え方

AutoCAD 独特のレイアウト

図のコピーを貼り付ける手法は AutoCAD 独特のレイアウトを使用した作図方法に昇華しました。AutoCAD では図形はすべて実際のサイズで作成します。この実寸で作図を行う空間をモデル空間と呼びます。レイアウトはいわばコピーを貼り付けるための用紙です。モデル空間に作成された図形をレイアウトに収まるように尺度を与えて配置します。この配置する領域のことをビューポートと呼びます。レイアウトに配置されたビューポートはいつでも尺度を変更したり、配置位置を移動させたりできます。用紙のサイズが変更されても簡単に調整することができます。

例えば図の例では、モデル空間に作図した平面図から、尺度の異なる全体図や詳細図を取り出しています。ビューポート毎に画層に割り当てた色や線種を変えることができるため、強調したい部分の色などを変えることで1つの図から異なる表現をすることができます。

「一度描いた図形は二度と描かない」このような様々な作図手法をデジタルの仕組みに取り入れ、2D 設計をよりスピーディに、よりスマートにそしてより自由に行うことが AutoCAD の基本思想と言えるでしょう。

AutoCAD の特長的な機能

一般的に CAD にはよく使用される図形(標準部品や部材、記号など)を 1 つの要素として再利用するための機能が備わっています。

AutoCAD の特長的な機能、ダイナミックブロック
AutoCAD の特長的な機能、ダイナミックブロック

ダイナミックブロック

AutoCAD ではこの機能のことをブロックと呼びます。

ブロックをライブラリーとして編成することでデータの再利用性が高まり効率向上に繋がりますが、同時にいくつかの問題点も発生します。ブロックは複数の図形要素を1つのオブジェクトとしてまとめたものです。そのため、そのままでは形状の変更ができません。したがって例えばボルトのブロックを用意する場合、サイズや平面図、側面図といった図ごとにブロックが必要になります。これはライブラリーの肥大化を招き、メンテナンスの手間が面倒になる原因でもあります。

ダイナミックブロックはブロックをさらに発展、進化させた機能です。ダイナミックブロックには複数の図形群をまとめ上げ、その表示を切り替えたり、形状を移動、回転、伸縮させたりできます。例えば、1つのダイナミックブロックの中に正面図、平面図、側面図を格納して切り替えて使うことや、部品のサイズを指定したバリエーションに変更することができます。

例えば図のダイナミックブロックでは複数の植栽の図を1つのダイナミックブロックにまとめて、メニューから選択できるようになっています。

これによりライブラリーはよりコンパクトになり、管理や維持が行いやすくできるうえ、作業効率も向上します。

AutoCAD の特長的な機能、異尺度対応注釈

異尺度対応注釈

描かれた図とそれに付記される寸法や注釈のサイズの関係は図面の尺度に依存します。図形を実寸で作図し必要な尺度でビューポートに表示する AutoCAD では寸法や注釈のサイズのコントロールが重要です。古い AutoCAD ではこのような尺度の考え方はなく、尺度の変更時の調整が面倒でした。しかし現在の AutoCAD には異尺度対応注釈という設定があります。この設定を利用することで尺度に基づいて適切に注釈のサイズを制御できます。

ビューポートの尺度が変更された場合でも、注釈の尺度も追従して変更させることができます。モデル空間では図形を実寸で作成されますので、見かけ上注釈のサイズが変更されたように見えます。しかしレイアウトのビューポートでは図形は尺度に応じて表示され、注釈のサイズは一定であるように見えます。

図例ではモデル空間に作成した同じ図をレイアウトに異なる縮尺で表示していますが、異尺度対応注釈である寸法は同じ大きさで表示されています。また尺度に毎に異なる位置に配置できるため、半径寸法の配置が異なっています。

この機能は線種に対しても適用されます。破線や一点鎖線のピッチも AutoCAD では実寸で定義されていますが、注釈尺度の変更に連動して適切な間隔になるように調整されます。

尺度は図面の表現において重要な要素であり、さまざまなオブジェクトに影響を与えます。異尺度対応の設定を利用することでこれらを一括して調整できるため、作業性が高まります。

AutoCAD の特長的な機能、シートセットマネージャー

シートセットマネージャー

図面 1 枚でプロジェクトは完了するわけではありません。1つの工事や装置を表すので数百、数千といった数の図面で構成される場合もあります。一般的にこのような大量の図面セットは Windows のフォルダ階層に分けて保存、管理されます。しかしこのような保管方法では、必要な図面を探し出し、印刷を行ったり、相手方に渡すためにまとめたりする作業に時間と労力がかかります。

シートセットマネージャ機能はこのような図面一式を編成、管理するための機能です。複数のシート(図面レイアウト)をシートセットとして定義して、ファイルの場所を意識することなく、正しく保管、編成することができます。印刷を行うにしても複数のシートを一括してバックグラウンド印刷できます。また図面セットを外部に送るための転送セットやバックアップのためのアーカイブを簡単に作成することもできます。

AutoCAD の特長的な機能、シートセットマネージャーのプロパティー情報の適用

シートセット特有のプロパティー情報

さらにシートセットを使用するとシートセット特有のプロパティー情報を各シートやシートセット全体に適用できます。このプロパティー情報を用いて各シートに含まれる表題欄の内容を入力することもできるため、工事名称など表題欄に必要な情報に変更があった場合に図面を開かずに一括更新をすることができます。

1 枚 1 枚の図面を手動で管理するのではなく、AutoCAD の機能を使って管理することで生産性を高めることができます。

AutoCAD の使い方 ₋ AutoCAD 画層プロパティ管理画面

AutoCAD の使い方

AutoCAD を使用して作図を行っていく上で、基本概念に基づくいくつかのベストプラクティスがあります。違った手法で作図をすることもできますが、ベストプラクティスに従った方がより効率よく作図作業を進めることができます。

例えばAutoCADでは図形の色や線種には BYLAYER、画層の設定に準拠するように設定するのがベストプラクティスです。図形は画層を使って描き分けます。画層には色や線種、線の太さを割り当てることができ、これを図形に適用するために BYLAYER という設定するのです。これにより画層はトレーシングペーパーを積み重ねたようなイメージから、図形の描かれ方をコントロールするためのスタイル設定という役割へと発展します。

文字や寸法などの注釈に対してスタイルを使用して設定を行うのと同様に、図形に対しても画層を用いて描かれ方を設定することで、色や線種の制御を行いやすくできるのです。

「図形を実寸で作成する」ことは尺度のコントロールのしやすさへ結びつき、「レイアウトを使用して図面を作成する」ことはシートセットを使ったファイル管理へつながります。

Autodesk AutoCAD の価格(ライセンス体系)

AutoCAD の購入はサブスクリプションライセンスという形態で行います。これは 1 ヵ月 ~ 3 年間の使用期間に応じて料金を払うというものです。期間は 1 ヵ月、1 年、3 年と 3 つの期間より選択いただけます。

AutoCAD

¥8,800/ 1ヵ月(税込)
¥71,500/ 1 年(税込)
¥214,500/ 3 年(税込)

AutoCAD Plus (AutoCAD including specialized toolsets)

¥28,600/ 1ヵ月(税込)
¥231,000/ 1 年(税込)
¥693,000/ 3 年(税込)

 

AutoCAD は毎年バージョンアップが行われます。サブスクリプション契約により最新のバージョンをすぐ使うことができますし、相手方の都合など旧バージョンを使わなくてはいけない場合も前 3 バージョンまでを利用することができます。

 

サブスクリプション契約は個人に紐づきますので、同じアカウントであれば、会社でも自宅でも旅行先でもどこでも AutoCAD を使用できます。

 

そして何かトラブルで困った際などはオートデスクのサポートへ電話やオンラインチャット、電子メールで問い合わせることができます。

 

無償の AutoCAD ソフトウェア

学生、教育機関向けの AutoCAD

学生と教員向けに、無償のオートデスク ソフトウェアを提供しています。世界の一流プロフェッショナルが使っているものと同じ CAD ソフトウェアを利用できます。

 

非営利団体向けの無償 AutoCAD

デザインを通じて環境問題や社会問題の解決に取り組まれている非営利団体や起業家の皆様は、オートデスクのテクノロジー支援プログラムのご利用資格があるかどうかをご確認ください。

 

AutoCAD 製品のインストールステップ - AutoCAD のインストール方法とダウンロード方法
Autodesk AutoCAD 製品のインストール方法

Autodesk AutoCAD 製品のインストール方法

はじめに AutoCAD を購入する前に次の点に注意しましょう。

  • インストール時に、インターネット環境下でセットアップは可能ですか?
  • インストール後、少なくとも 30 日に 1 度、インターネット環境に CAD をインストールしたデバイスを持っていくことができますか?
  • 実際に CAD を使用する方全員が E メールアドレスをお持ちですか?

インストール後のアクティベーションや、ライセンス認証にインターネット接続環境が必要です。またライセンスは個人に紐づくため、Autodesk Account を作成します。その際にメールアドレスが必要になります。また購入者と AutoCAD 使用者が同一の場合は不要ですが、代表者が複数のライセンスを購入して使用者が複数いる場合はインストール前に Autodesk Account のセットアップが必要になります。

AutoCAD のインストーラは Autodesk Account のページにある「すべての製品とサービス」からダウンロードできます。ダウンロードについての詳細はこちらのリンク先を参照して下さい。

AutoCAD 製品のインストール手順 (ステップ 1~2)

AutoCAD 製品のインストール手順 続き (ステップ 3~7)

Autodesk AutoCAD と併せて使いたいオートデスク製品

AutoCAD は汎用 CAD として多くの機能を持っており、業種別ツールセットと組み合わせることでさらにその機能を発展させて使うことができます。
しかしオートデスクにはさらに多くの製品があります。それらとのコラボレーションによりさらに生産性を高めることができるでしょう。
AutoCAD と併せて使いたい製品のいくつかをここで紹介します。

Autodesk Revit

Autodesk Revit

建築設計向けの 3D CAD です。インテリジェントな 3D モデルを作成することができ、 BIM (ビルディング インフォメーション モデリング)に対応しています。コンセプト設計から完成物のビジュアライゼーションまでを一貫性を伴って作成できます。
コスト見積もり、壁、ドアや窓などのオブジェクトの配置、建物の構造解析、建築設計のすべての場面、段階で Revit は効率と精度を向上させることができます。また 3D モデルと 2D 図面は連動して作成されますので、開発状況に合わせて、平面図、立面図、断面図は自動的に更新されます。

 


Autodesk Inventor

Autodesk Inventor

機械/製造設計向けの 3D CAD です。Inventor はパラメトリックフィーチャベースでのモデリングを行います。設計の進捗において度々発生する変更をスピーディに対処できないからです。部品の持つ形状をパラメータによって定義し、パラメータ値の変更により形状を修正することができます。
1つの製品には多くの部品が配置されますが、それらをまとめてパラメータなどでコントロールすることもできます。加えて構造解析やシミュレーション、レンダリングアニメーションなどの機能も含まれています。

 


Autodesk Civil 3D

Autodesk Civil 3D

AutoCAD をベースにした土木設計向けのツールです。道路設計、橋梁設計、用地設計、鉄道設計など土木設計におけるさまざまなプロジェクトに対して設計業務を効率化できます。
BIM に対応して精巧な3Dモデルを作成することができます。また空間データ解析、雨水、汚水の解析なども行えます。そしてそれらから得られる情報を元に高精度な2D図面作成が行えます。

 


Autodesk Collection について

Autodesk AutoCAD Plus (AutoCAD including specialized toolsets) 、そして Autodesk Revit や Autodesk Inventor に
加えて関連する様々なソフトウェアをパッケージ化したものが Collection(コレクション)です。Collection は業種別に
必要なソフトウェアをすべて網羅しており、次のようなものがあります。

Architecture, Engineering & Construction Collection

VR、解析、ファブリケーション

Architecture, Engineering & Construction Collection

プロジェクト初期の設計段階から施工まで対応する、設計、土木エンジニアリング、建設・施工向けの業界をリードする BIM および CAD ソフトウェアです。

 


Product Design & Manufacturing Collection

シミュレーション、CAM

Product Design & Manufacturing Collection

プロフェッショナルレベルのアプリケーションを取りそろえたオールインワンのソリューションです。コンセプトの作成から製造まで、すべての工程でツール同士を連携させて製品開発プロセスを効率よく進められます。

 


Media & Entertainment Collection

3D アニメーション

Media & Entertainment Collection

3D アニメーションの制作パイプラインに必要なツールが包括的に搭載されています。複雑なシミュレーションやエフェクト作成、レンダリングもこなすパワフルでスケーラブルなソフトウェア コレクションです。

 


AutoCAD ソフトのリソース

初心者向け AutoCAD における CAD の概念と機能を理解してもらい、Autodesk CAD ソフトの初歩をマスターして使えるようになるためのリソースを紹介しています。

2D/3D 設計機能を誇る AutoCAD を始めて使う方のためのチュートリアル、ヒント、無償のリソースを参考に、AutoCAD 体験版を最大限に活用できるように、基本をマスターしパワフルなソフトの基礎固めをしましょう。

 

AutoCAD および業種別ツールセットの製品情報、ユーザー事例、使い方のコツ、業務効率向上のためのヒント、便利な機能をご紹介します。AutoCAD で、今まで以上にすばやく、スマートに作業を行う方法をマスターしましょう。

 

チュートリアル、ドキュメント、ダウンロード、トラブルシューティング記事などを探すことができ、ソフトウェアのダウンロードとインストール、アカウントの管理、製品の使用に関するサポートを受けられます。

 

AutoCAD の豆知識は、オートデスク社の製品、最新ニュース、ヒント、未公開情報など AutoCAD に関しての様々な情報をオートデスクのスタッフが直接ブログで紹介しています。

 

AutoCAD で描いてみよう!~ ゼロからはじめる作図演習 ~の一連の動画では、AutoCADをインストールした直後の状態から一枚の建築平面図を作成します。 全体の流れを通して、AutoCAD の持つ様々な機能について説明します。

 

AutoCAD の基本サポートでは、ドキュメント、チュートリアル、ビデオ、トラブルシューティングに関するリソースを入手でき、より高度なスキルを磨くこともできます。これらの無料ガイドを使いさっそく AutoCAD を始めましょう。

 

Autodesk University のリソースを活用し、革新的な設計ツールでどんなことができるかご確認ください。

 

AutoCAD ソフトウェア ライセンスとサブスクリプションに関するよくある質問の回答を参照し、オートデスク ソフトウェアで何ができるかを確認できます。

 

オートデスク社による AutoCAD および AutoCAD LT に関する動画をまとめた専用 YouTube チャンネルです。新機能紹介や便利な機能から Web セミナーの録画まで、AutoCAD および AutoCAD LT についての情報をご提供します。

 

Autodesk AutoCAD ソフトウェア製品に関するよくある質問(FAQ)

AutoCAD ソフトウェア ライセンスとサブスクリプションに関するよくある質問の回答をまとめましたのでご確認ください。

AutoCAD のコンピュータ支援設計(CAD)とはどのようなものですか?

CADは、Computer-aided design の略です。コンピュータ支援設計(CAD)は、建築設計者、エンジニアなどが設計や作図を行うために使用するコンピュータ技術の事です。


CAD 設計には、建設設計、インフラ設計、製造設計、製品設計用などの CAD 設計の種類があります。

 

3D CAD 設計ソフトウェアを使用するメリットには、より正確な作図、設計者がクライアントやゼネコンやエンジニアなどのサード パーティーと計画を共有する際の利便性、過去のプロジェクトの安全なアーカイブなどがあります。CAD で設計すると、図面の更新も非常に効率的で、ファイル共有プロセスが合理的になります。

AutoCAD ソフトウェアにはどのようなメリットがありますか?

AutoCAD のような CAD ソフトウェアには、以下のような多くのメリットがあります。

  • 精密な寸法を描く際の正確性が向上
  • 共通プロセスを自動化
  • ドア、窓、製造パーツなど、日常的に使用するアイテムのライブラリへのアクセス
  • 図面の一部をすばやく調整でき、最初からやり直す必要がない
  • 複雑な設計の詳細を 1 つのファイル内で管理
  • 頻繁に描画するアイテムのブロックを作成
  • 同じファイルを共有しマークできる機能で、同僚との共同作業を促進

AutoCAD ソフトウェアはどのようなユーザーを対象にしていますか?

AutoCAD ソフトウェアは、建築設計者、機械エンジニア、電気エンジニア、インテリア デザイナー、土木エンジニア、ランドスケープ設計者、工業デザイナー、配管・計装設計者、プラント エンジニア、配管設計者、MEP エンジニア、測量士、都市プランナー、GIS スペシャリストなど、さまざまな業種のプロフェッショナルに使用されています。

オートデスクの AutoCAD ソフトウェアには、学生や教員向けの割引はありますか?

はい。学生および教員の皆様は、1 年間無償でオートデスクの製品とサービスにアクセスできる教育機関限定ライセンスを利用いただけます。このライセンスは、ご利用資格を満たしている間は更新して継続できます。ご利用資格の認証手続きを行って、無償アクセスを開始しましょう。

 

オートデスクの教育機関向け AutoCAD のライセンスについて

オートデスクの AutoCAD ソフトウェアのファイルは、Mac 版と Windows 版の両方に対応していますか?

はい。オートデスク で使われる AutoCAD ファイル形式は、使用している特定のオペレーティング システムではなく、プログラムにネイティブなものです。
そのため、Mac 版と Windows 版のどちらで ファイルを作成しても、同じ拡張子が使用され、AutoCAD の CAD ソフトはどちらのオペレーティング システムにも互換性があります。

キャドで使われる AutoCAD と AutoCAD for Mac の違いは何ですか?

AutoCAD for Mac は、AutoCAD サブスクリプションに含まれており、Mac ユーザーが使い慣れたインタフェースで Windows 版の人気の機能をすべて利用できます。AutoCAD for Mac 機能の詳細な比較を表示。

建設業界で使用する CAD 設計ソフトにはどのようなものがありますか?

AutoCAD は、多くの土木エンジニアや建設会社が使用している業界標準の CAD (キャド) ソフトウェアです。
オートデスクが提供する AutoCAD 以外の、他のソフトウェア パッケージでよく使用されているものには、RevitCivil 3DFusion 360 などがあります。

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