Autodesk Vault 2019 製品
2018 年 3 月 26 日
この Readme ファイルには、Autodesk Vault 2019 がリリースされる前に明らかになった最新情報および Autodesk Vault 2019 の使用時に有用な情報が記載されています。
このファイルの最新バージョンについては、Autodesk Vault 製品のリリース ノートのページをご覧ください。
Vault 製品すべての動作環境に関する情報は、Vault のインストール中および こちらから で入手できます。
免責事項: ベータ版から製品版にデータを移行することはサポート対象外であり、お勧めできません。
Vault Server のインストールに関する情報
- Vault の旧ベータ版がご使用のコンピュータにインストールされている場合には、この製品版をインストールする前にこれらベータ版をアンインストールする必要があります。
- すべてのマシンからクライアント ソフトウェアをアンインストールします。
- ベータ版の ADMS Console を開きます。
- Vault およびライブラリをすべて削除します。
- マスター Vault を削除します。
- ADMS をアンインストールします。 (アンインストール コマンドを開始する前に、Vault Client および Server を閉じてください。)
- Autodesk Vault 2019 では .NET 4.7 がオペレーティング システムにインストールされます。さらに、ADMS に IIS をインストールする場合、Vault 2019 では ASP.NET 4.6 を有効にする必要があります。ADMS のインストール時にエラーが発生した場合は、[スタート] > [コントロール パネル] > [プログラム] > [Windows の機能の有効化または無効化] > [.NET Framework 4.6 Advanced Services]の順に選択し、ASP.NET 4.6 を有効にします。
- Autodesk Vault 2019 のインストール時に発生する可能性のあるインストールのエラーを回避するには、次の Microsoft の更新プログラムがコンピュータにインストールされていることを事前に確認してから、インストールを開始してください。Windows 2012 R2 の場合: KB2919442、KB2919355、KB4019990
SQL Server のインストールに関する情報
- Vault Server のインストール時に SQL Express 2014 SP2 (64 ビット)がインストールされます。
- .NET Framework 4.6 を同じコンピュータにインストールした後、SQL へのアクセスで問題が発生することが判明しました。具体的には、Vault Server と SQL データベース エンジンが同じコンピュータにインストールされている場合、TCP プロトコルを使用して、Vault Server が SQL データベース エンジンにアクセスできなくなります。Microsoft から修正プログラムが公開されるまで、SQL 構成マネージャでプロトコルの優先順位を編集することをお勧めします。マネージャで、プロトコルの優先順位を[共有メモリ]、[TCP]、[名前付きパイプ]の順に設定します。この対処法が適切に機能するよう、共有メモリ プロトコルが有効になっていることを確認してください。
- 英語版以外の OS 上で英語版以外の Vault Server をインストールしている場合、次のメッセージが表示されることがあります。「この SQL Server セットアップ メディアは、ご使用の言語の OS をサポートしていないか、英語版の SQL Server のインストール ファイルがありません。 ご使用の言語に対応する言語の SQL Server のメディアを使用するか、英語版とご使用の言語版の MUI をインストールし、[コントロール パネル]の[地域の設定]で、形式およびシステム ロケールを変更してください」。 詳細については、こちらのMicrosoft のリンクを参照してください。
- SQL Server 2014、SQL 2016、または SQL Server 2017 を使用する場合、すべてのデータベースを SQL 2012 の互換性レベルで維持する必要があります。Vault Server Console を使用して作成する新しいデータベースは、自動的に 2012 の互換性レベルに設定されます。
- Program Files フォルダを圧縮したコンピュータへの SQL のインストールはサポートしていません。また、インストールが失敗する原因にもなります。
マイグレーション - 旧バージョンの Vault で作成したデータの使用
| サポートされているマイグレーションのバージョン |
Vault Basic 2017
Vault Workgroup 2017
Vault Professional 2017 |
Vault Basic 2018
Vault Workgroup 2018
Vault Professional 2018
|
- 旧リリースからマイグレーションを行う場合は、この Readme を含め、スキップする Vault の各バージョンの Readme を確認し、内容を把握しておくことを強くお勧めします。
- 大きな Vault のマイグレーション時には、進捗ダイアログ ボックスが表示されるまでに時間がかかる場合があります。Vault の設定にもよりますが、10 分を超えることがあります。
- 2 つの OS の間で OS の形式(地域の設定)が異なる場合は、一方の OS から他方の OS への移行はサポートされません。Vault 2019 にアップグレードする前に、移行先サーバの OS の形式を、移行元サーバの OS の形式に合わせて変更する必要があります。
- コンテンツ センター ライブラリがインストールされた旧バージョンの Vault からのインプレイス アップグレードを実行する場合は、新しいコンテンツ センター ライブラリをインストールする前に、既存のコンテンツ センター ライブラリをマイグレーションする必要があります。
Vault Server に関する情報
- Vault Server と同じマシンに AutoCAD ベースの製品がインストールされている場合、AutoCAD 形式のファイルのプロパティ インデックスが処理されないことがあります。インデックスの問題が発生した場合は、ADMS Console の修復インストールを行って問題を解決してください。
- アップグレードまたはマイグレーションの実行後に、一部のインスタンスでコンテンツ インデックス サービスが機能しなくなることがあります。アップグレードまたはマイグレーションの実行後に、Autodesk Job Dispatch サービスが再開されて実行中であることを確認してください。
- Vault Server と Vault Client を同一の x64 マシンにインストールする場合は、Vault Server をインストールしてから Client をインストールします。この方法でインストールしない場合、バッチ印刷や更新ビューなど、特定の Vault Client の操作を実行するとエラーが発生することがあります。
- PDF サムネイルを表示するには、サーバに iFilter をインストールする必要があります。PDF サムネイルを表示できるようにするために、PDF-Xchange Viewer などの PDF ビューアを使用することもできます。追加のビューアは、サーバ コンピュータに Adobe Reader をインストールした後にインストールする必要があります。ビューアのインストール後は、再起動およびファイル プロパティの再インデックスも実行する必要があります。
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Vault Client のインストールに関する情報
- Vault 2019 製品は、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 オペレーティング システムの 32 ビット バージョンをサポートしなくなりました。
- Autodesk Vault 2019 のインストール時に発生する可能性のあるインストールのエラーを回避するには、次の Microsoft の更新プログラムがインストールされていることを事前に確認してから、インストールを開始してください。
- Windows 7 の場合: KB 2533552、KB4019990
- Windows 8.1/Windows 2012 R2 の場合: KB2919442、KB2919355、KB4019990
- Autodesk Vault 2019 では .NET 4.7 をオペレーティング システムにインストールします。.NET Framework 4.7 のインストール時にエラーが発生した場合は、コンピュータを再起動して、インストールを再試行してください。詳細については、Microsoft サポート ページ「.NET Framework 4.7 の既知の問題」を参照してください。
- Vault 2019 クライアントをインストールする前に、InventorView、DWG TrueView など Vault のコンポーネントのベータ版をすべてアンインストールしてください。ベータ版が残っていると、これらのコンポーネントの正しいバージョンが適切にインストールされない可能性があります。 アンインストール コマンドを開始する前に、アプリケーションを終了する必要があることに注意してください。
- Vault Client 2019 での新しい Autodesk Design Review のインストールは、同じコンピュータ上の旧バージョンの Autodesk Design Review によってブロックされます。Vault Client 2019 をインストールする前に、旧バージョンの Autodesk Design Review をアンインストールすることを強くお勧めします。
- Start Menu\Programs\Autodesk\Tool の Job Processor および Copy Design 2019 のショートカットは、ユーザが複数のリリースまたはエディションの Vault Client をコンピュータにインストールしている場合、Vault Client 2019 をアンインストールしても削除されません。ユーザは、これらのショートカットを手動で削除することができます。
- Vault Installer UI は、インストールモードを配置モードに切り替えると終了します。
Vault Client に関する情報
すべての Vault エディション
- Copy Design
- ご使用のコンピュータで前回実行した Inventor のバージョンは、Copy Design など Vault Client を使用して実行する操作に使用されます。Vault Client で変更しているファイルのバージョンよりも前回実行した Inventor のバージョンの方が古い場合、Vault Client でエラーが表示されます。たとえば、コンピュータで前回 Inventor 2018 を実行し、その後 Inventor 2019 で保存したファイルに対して Copy Design を実行すると処理は失敗します。
- 代替パーツに対して Copy Design を実行する場合、新しいパーツは元の派生アセンブリを参照します。
- 派生コンポーネントを使用するアセンブリで Copy Design を使用する場合、1 つのファイルでマスター スケッチの変更を行うと、そのマスター スケッチを参照しているすべてのファイルにおいてマスター スケッチが置き換えられます。すべてのインスタンスをコピーすることをお勧めします。1 つの派生パーツをコピーして、同じマスター スケッチを参照している別のパーツを再使用することはサポートされていません。
Vault Workgroup および Vault Professional エディション
- 2D CAD ファイルから PDF をパブリッシュする
- 子ファイル タイプが Microstation DGN である場合、図面ファイルの名前を変更した後、オーバーレイ/アタッチ (外部参照コンテンツ) としてリンクされた AutoCAD ファイルが 2D PDF に表示されないことがあります。
- 同じ名前の 2D CAD ファイル(同じ名前だが別のフォルダに格納されている図面など)から PDF をパブリッシュする場合、管理者がすべて新しく生成される PDF ファイルに対して単一の保存先フォルダを指定すると、最初の PDF ファイルが 2 番目の PDF ファイルに上書きされます。
- 図面と 2D PDF ファイルのプロパティやリビジョンを同期する場合、同期が失敗して 2D PDF ファイルからその親図面ファイルへアタッチ リンクされない場合があります。ファイルの同期およびアタッチ リンクの作成を正しく行うには、Vault 管理者による手動操作が必要になります。
- Vault では、新しい図面のリビジョンを作成する際に、新しい図面ファイルのリビジョンと前の 2D PDF リビジョンとの間で正常にアタッチ リンクが解除されないことがあります([2D PDF をパブリッシュ]の設定が、次の図面のリビジョンの作成前に無効になっている場合など)。これらのリンクの解除には、Vault 管理者による手動操作が必要になります。
- 手動で 2D PDF ファイルをアタッチした図面では、Vault がその図面に新しい 2D PDF をパブリッシュすると、元の 2D PDF へのアタッチ リンクが失われます。
- リビジョンのない図面(クイック変更によって変更された場合など)にアタッチされた 2D PDF の手動によるリビジョンは、ファイル プロパティとリビジョンを同期する際に失敗します。
- 以前の Vault のバージョンから Vault 2019 にマイグレーションした Vault には、2D CAD ファイルから PDF をパブリッシュするための定義済みのカテゴリ、ルール、既定のステータスがありません。これらの Vault には、手動で設定する必要があります。
- 管理者のパブリッシュ オプションおよび[2D CAD ファイルから PDF をパブリッシュ]のライフサイクル操作には、前バージョンの Vault Client を使用できませんが、関連するカテゴリおよびライフサイクルが表示されます。
- AutoCAD LT および Inventor LT
- Inventor LT では更新ビューはサポートされません。これは、Inventor LT を実行しているコンピュータ上のジョブ サーバに送信されたジョブの場合も同様です。
- Inventor LT ではアセンブリの履歴テーブル機能はサポートされません。これは、Inventor LT を実行しているコンピュータ上のジョブ サーバに送信されたジョブの場合も同様です。
Vault Professional エディションのみ
- プロパティ
- Inventor DWG のカスタム ユーザ定義プロパティをアイテム エンティティ タイプにマッピングできません。対処法としては、ユーザ定義プロパティを作成してファイル エンティティ タイプにマッピングし、ファイル エンティティ タイプをアイテム エンティティ タイプに変更します。
- アイテム
- アイテムを更新すると、更新されているアイテムの、他と結びついていないファイル アタッチメント バージョンのみが更新されます。結果として更新されている子のアイテムの場合は、ファイル アタッチメント バージョンは更新されません。それらのアイテムは個別に更新することになります。
- マージされた ACADM BOM 行の場合、グループ アイコンは表示されません。代わりに、アイテム アイコンが表示されます。
- 手動で追加した行の場合、行の追加後にアイテムの単位を変更すると、計測単位が自動的に変更されません。アイテムの現在の計測単位を表示するための対処法としては、該当する行をいったん削除して追加し直す必要があります。
- BOM レポートは、[BOM]タブのトップ レベルで常に非表示になります。このため、右クリック メニューが適切に機能しません。
- BOM レポートでは、サムネイルはサポートされていません。
- アイテムが作成保留ステータスの間は、リリース済みステータスの別の既存アイテムを「割り当て対象」にすることができません。 対処法としては、行を非表示に設定し、[割り当て対象]を再度実行します。
- iFactory はアイテムに割り当てることができません。ただし、設定ファクトリに対して[行を表示]、[ブランチを表示]、または[割り当て対象]を実行した場合に表示されるエラー メッセージは正しくありません。エラー メッセージに提示されている内容であっても、この場合、ファイルをチェックアウトしてチェックインし直すことはできません。コンポーネントをアイテムにプロモートするには、ファクトリの代わりに、ファクトリのメンバーを使用する必要があります。
- [設計の BOM に基づいて BOM 行をグループ化]の設定が適用されないことがあります。この問題は、特にコンポーネントの挿入後に部品番号を変更した場合に発生します。この問題が発生した場合は、アセンブリをチェックアウトし、BOM の設定の[部品番号が一致する行は結合する]チェック ボックスをいったんオフにしてから再びオンにします。次に、アセンブリを保存して Vault にチェックインし、アイテムを更新します。
- Vault では、循環参照の制限により、アイテムを同じアイテムに挿入することができません。また、同じ同等値が指定されている子ファイルがある親ファイルにアイテムを割り当てようとすると、循環参照エラーが表示されます。ただし、このエラー メッセージが表示されずに、子ファイルが既存の親アイテムへの 2 次リンクになることがあります。この状況を解消するには、親アイテムを編集し、子の 2 次リンクを削除して、アイテムを保存します。次に、[最初の重複アイテムを自動選択]をオフにして、親アイテムを更新します。この操作を実行することで、子に新しいアイテムが割り当てられるようになります。
- 前回のアイテムの割り当てまたは更新以降にファイルが変更された場合、ファイルから[アイテムを割り当て/更新]を実行すると、更新対象が関連アイテムのみに限定されます。ファイルが変更されていない場合、BOM の子にアイテムが作成され、新しいアイテムを含めるようルート アイテムが更新されない可能性があります。この問題を解決するには、アイテム ビューからアイテム自体を「更新する」ようにします。この場合、ファイル自体が変更されているかどうかに関係なく、アイテムが強制的に更新されるようになります。
- Vault で編集を行ってファイルのバージョンを設定した場合、アイテムの更新に失敗してエラー 1455 が発生したり、アイテムのリンクが古いデータのステータスのままになることがあります。 この問題を解決するには、CAD アプリケーションを使用して、ファイルのバージョンを設定し、アイテムの更新を再び実行します。
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AutoCAD Add-In に関する情報
- 点群を添付ファイルとして持つファイルはサポートされません。チェックインした場合、このファイルと点群添付ファイルとの関連付けは失われます。
- DWG ファイルを移動した場合、DWG ファイルのイメージ参照が正しくロードされません。
- パーツ参照がパーツ一覧で使用できなくなっている場合、[Vault から開く]を使用して新しいパーツ参照を作成すると、パーツ一覧が更新されません。
- Electrical プロジェクト ファイル(wdp)を更新すると、関連する設定ファイルがダウンロードされないことがあります。 最新の設定ファイルまたは欠落している設定ファイルをダウンロードするには、[Vault からプロジェクトを開く]を使用します。
- Vault Client または新しい Copy Design で Electrical ファイルの名前を変更した後、AutoCAD Electrical アドインで[すべてのファイルを更新]を実行すると、予期せずに終了します。最新のファイルを取得するには、[すべてのファイルを更新]の代わりに、[Vault からプロジェクトを開く]を使用します。
- 特定の AutoCAD DWG ファイルのサムネイル生成が失敗することがあります。
フォルダのチェックイン
- ファイル サイズの大きなフォルダに対して実行した[フォルダをチェックイン]で問題が発生した場合、次の対処方法があります。
- サブフォルダを個別に追加。この方法を使用するには、まずメイン フォルダをサブフォルダに分割します。続いて、作業フォルダを最上位のフォルダに設定します。これにより、チェックイン後もフォルダ構造とファイル同士の関係は保持されます。
- GDI ハンドルの数を増やす手順については、Microsoft の「GDI Objects」を参照してください。Windows のレジストリ設定に慣れていない場合は、管理者に相談してください。
- AutoCAD ベースの製品内部からの DXF ファイルのフォルダのチェックインについては、次の制約事項があります。
- 添付を持つ DXF ファイルは、(作業フォルダの中からか外からかに関係なく) Vault にチェックインすることはできません。
- Vault にチェックインできるのは、作業フォルダ内にある添付を持たない DXF ファイルだけです。チェックインのたびに、DXF ファイルの保存を促すメッセージが表示されます。
- DXF ファイルを含むフォルダを作業フォルダの外部からチェックインする場合、DXF ファイルは Vault にチェックインされません。
- DXF ファイルを含むフォルダを作業フォルダの内部からチェックインする場合、DXF ファイルは Vault にチェックインされます。この場合、添付を持つ DXF ファイルがチェックインされますが、ファイル同士の関係はすべて無効になります。
AutoCAD での Inventor 参照
- モデルを参照している図面ファイルをチェックインするには、Vault のオプションで既定の Inventor プロジェクト ファイルを設定する必要があります。
- Vault との同期を確実に行うには、AutoCAD の Inventor プロジェクト ファイルを Vault のオプションで既定の Inventor プロジェクト ファイルと同じに設定することをお勧めします。
シート セットおよびシート セット マネージャ(SSM) (有償製品版 Vault のみが対象)
- [フォルダをチェックイン]コマンドはシート セットをサポートしていません。
- シート セット ファイルのプロパティ ライトバックはサポートされていません。
- Vault のシート セット マネージャ統合機能は、シート セット ファイルのオフライン編集をサポートしていません。
- シート セット プロパティ「シート セット データ ファイル」を Vault ユーザ定義プロパティとしてマッピングすることはできません。代わりに、「ファイル名」Vault システム プロパティを使用します。
- [シート セット マネージャ]でシート セットの名前を変更すると、フォルダおよびファイルはすべて正しく解決されますが、Vault では対応するフォルダおよびファイルの名前が更新されません。
- Vault でシート セット データ ファイルまたはフォルダを移動したりそれらの名前を変更することはサポートされていないため、シート セット マネージャではそれらの変更内容が反映されません。
- シート セットの自動チェックイン時のビジュアル化添付ファイル オプションを変更するには、以下の手順を行います。
- AutoCAD を終了します。
- %appdata%¥Autodesk¥AutoCAD [バージョン] Vault AddIn¥Objects フォルダにある Preferences.xml ファイルを任意のテキスト エディタで開きます。
- AutoCAD プロファイル「CheckIn On Auto Checkin SheetSet Options」の「<Property Name="DWF Option" Value="No DWF" />」を検索します。
- チェックイン時にビジュアル化ファイルを作成する場合は既定値の「No DWF」を「Create DWF locally」に置換し、ジョブ サーバに送信する場合は「Create DWF using Job Server」に置換します。
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Inventor Add-In に関する情報
Inventor LT
- Inventor LT を Vault と組み合わせて使用する場合、ユーザの作業スペースは %USERPROFILE%¥My Documents¥Vault¥Designs にプリセットされ、Vault 内のルート フォルダ "$" にマッピングされます。作業スペースのマッピングは変更できません。
- Vault Add-in for Inventor LT のロードに失敗する場合は、Inventor LT プロジェクト ファイル "Vault_Default.ipj" を "¥users¥<現在のユーザ>¥Documents¥Vault" から削除して、Inventor LT を再起動します。
- 別の作業スペースで作業する場合、最初に Vault Add-in を無効にします。Vault で保管された環境での作業を停止する場合は、Inventor Vault Add-In のロードを解除し、Add-in の[自動的にロード]をオフにして、Inventor LT を再起動します。 その後、再びユーザの作業スペースの変更が可能になります。
- アドイン マネージャから Vault Add-In を手動でロードする場合は、すべてのドキュメントを閉じる必要があります。開いているドキュメントがあると、Vault Add-In はロードされません。
- Inventor LT ではアセンブリ ファイルはサポートされていません。Vault からアセンブリ ファイルを開こうとすると、警告メッセージが表示されます。
- タスク スケジューラ内に含まれている Vault の機能は、Inventor LT では無効になります。
- 直前に Inventor LT を実行していた場合、コンテンツ センターのパーツを含む Vault 内のアセンブリ ファイルを表示したり、コンテンツ センターのパーツを含むアセンブリに対して[Pack and Go]を実行すると、問題が発生します。コンテンツ センターのパーツを含むアセンブリを表示する場合、ビューがロードされません。コンテンツ センターのパーツを含むアセンブリに対して[Pack and Go]を実行しようとすると、エクスポートした Inventor プロジェクト ファイルのコンテンツ センターのパスが[既定]に設定され、アセンブリを開くときに、ファイルが見つからないという警告メッセージが表示されることがあります。これらの問題を回避するには、[表示]または[Pack and Go]操作の直前に Inventor View を実行します。
すべての Vault エディション
- Vault ブラウザは、Vault Explorer で名前が変更されたメンバが存在する場合、iPart ファクトリおよび iAssembly ファクトリ用のメモリ内でファイルが編集されていることを示します。
- 代替を使用する場合は、すべてのデータが作業フォルダ内に作成されるようにすることを強くお勧めします。データを作業フォルダの外部で作成した後に Vault に追加した場合は、Vault の他の操作を実行する前に、そのファイルを Vault から開いて編集し、保存してから、すべてのアセンブリをチェックインすることをお勧めします。
- Inventor Vault Add-in では、Inventor から参照されているモデルを含んだ図面ビューを持つ AutoCAD ファイルをサポートしません。
- Inventor から参照されているモデルを含んだ図面ビューを持つ AutoCAD ファイルを開く場合、Inventor では、ファイルをチェックアウトして、プロパティを更新するよう求めるプロンプトが複数回表示されます。
- サード パーティのデータを修正した場合、Inventor アセンブリで[更新]ボタンをクリックする前でもチェックアウトのプロンプトが表示されます。
- [インポートした CAD を配置]を選択したが、実際にファイルを配置しない場合は、Inventor Vault ブラウザで明示的に「更新」を行って、サード パーティのデータを削除する必要があります。
- Inventor の[モデルを変換]オプションを使用して、サード パーティのデータを開いているときに、アセンブリの子パーツが Vault ブラウザに表示されない場合があります。この問題を解決するには、Vault ブラウザで「更新」を実行します。
- Windows 10 のデュアル モニタ環境で、2 つのモニタを異なる表示スケール(1 つのモニタで高解像度、もう 1 つのモニタで低解像度など)で使用している場合、Inventor または Vault ブラウザが表示されないことがあります。この問題が発生した場合は、次のいずれかの解決策を実行して Inventor または Vault ブラウザを復元してください。
- Inventor プロパティを変更する
- Inventor を閉じる
- Inventor.exe を実行し、[プロパティ] > [互換性]の順に選択する
- [高 DPI 設定では画面のスケーリングを無効にする]のチェックボックスをオンにして[OK]を選択する
- Inventor を再起動し、アセンブリを開く
- [Vault]タブが再表示される
- 高解像度モニタの DPI 設定で解像度を落とす
- モニタの表示スケールを 200% DPI スケールから 100% DPI に減らす
- Vault ブラウザが表示される
- 表示を切り替える
- 低解像度の画面の上に Inventor アプリケーションをドラッグする
- 現在開いているアセンブリを閉じる
- アセンブリ ファイルまたは新しいファイルを開くと、[Vault]タブが画面下あたりに表示される
Vault Professional エディションのみ
- Inventor 2016 のアセンブリ(Inventor 2016 AnyCAD データなど)で参照されているサード パーティのファイルが Vault 2016 に保存されている場合、このサード パーティのファイルから作成した Vault 2019 のアイテムで作業している間、アイテムを適切に更新するには、Vault 2019 で次の操作を実行する必要があります。
- Inventor 2019 で、更新するアイテムに関連するサード パーティのファイルをすべてチェックアウトします。
- すべてのサード パーティのファイルに対して、Inventor 2019 で、[インポートを編集]操作を実行し、すべてのファイルを保存して Vault 2019 にチェックインします。
- 管理者は、次の Vault 2019 のプロパティのマッピングを設定する必要があります。
- [アイテム番号]プロパティの[初期値]を[その他のファイル]の[部品番号]プロパティにマッピングします。
- [同等値]プロパティを[その他のファイル]の[部品番号]にマッピングします。
- サード パーティの各ファイルに対して、Vault 2019 で[アイテムを更新]操作を実行します。
- [プロジェクトをチェックイン]により Vault にマスター アセンブリがアップロードされる場合、代替パーツの詳細 ID が作成されません。代替パーツに対して作成された詳細 ID を取得するには、Vault Explorer で[ファイル参照の更新]コマンドを実行する必要があります。
- [アイテムを更新]を実行すると、BOM テーブルの[詳細 ID]の値が取得され、[位置番号]の値が更新されます。
- アイテムの位置番号は、BOM 構造のみのルート コンポーネントに対して抽出されます。
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Vault Workgroup および Vault Professional 用 Copy Design
- 最新の Copy Design で作成したファイルの場合、アイテムの BOM は更新されません。BOM の詳細を更新するには、ネイティブのアプリケーションでファイルを開いて保存する必要があります。
- 同じアセンブリ構造のレベルで複数のファイルを 1 つのファイルに置換すると、1 つの参照が作成されます。
- 置換するファイルの種類に制限はありません。ただし、互換性のない置換を選択すると、新しいファイルでエラーが発生する可能性があります。
- Vault プロパティの設定(たとえば、既定値、マッピング、有効化など)を変更した場合、XML 形式の Copy Design のルール セットを作成した後、設定の変更内容が Copy Design で取り込まれません。 アクション ルールでプロパティの動作を更新するには、ユーザは Copy Design アプリケーションからいったんログアウトして、ログインし直す必要があります。
- 採番スキーマで指定した新しい名前がコピー アクションの完了後でも Copy Design のグリッドに表示されません。
- 現在、Copy Design のアクション ルールは、Inventor の iProperty の[見積費用]には適用されません。
- マルチサイト環境で、複製されていないファイルに対して Copy Design を実行すると、問題が発生する可能性があります。
- Copy Design では、ユーザ定義の既定の Inventor プロジェクトが使用されます。コピー後に別のプロジェクトを使用してファイルを開いた場合、解決エラーが発生することがあります。
- Copy Design 時に作成された新しいファイルの関係は開くときに修復されます。データに対して追加の作業を実行する前に、ユーザはコピー後のファイルを開いて更新する必要があります。
- Copy Design でプロジェクトをコピーする場合、AutoCAD Electrical 設定ファイルの適切な命名規則をユーザが手動で適用する必要があります。
- Copy Design では、次の点に注意することで iPart および iAssembly のコピーが可能になります。
- ファクトリおよびメンバーは一緒にコピーできます。ただし、ファイル間の関連付けリンクはありません。また、新しいコピー後のメンバーには、テーブルのエントリが反映されません。
- メンバーは、スタンドアロン コンポーネントとしてコピーおよび使用することができます。
- ファクトリは、コピーすることができ、テーブルを編集して新しいメンバーを作成することができます。
- ファクトリとメンバー間の関係リンクを解除するには、コピー後にファイルを開いて保存する必要があります。
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Revit Add-in のインストールに関する情報
Revit Add-In に関する情報
- Vault Server で多数の Revit ファイルをロードする場合は、1 回 1000 個未満のファイルを数回に分けて追加し、Revit のディープ インデックスを有効にします。また、インデックス処理が完了するのを待ってから、次のバッチのファイルをロードするようにします。
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Project Sync for Vault Professional (サブスクリプションのみ)
- Vault 経由で Desktop Connector を使用しているときに[ログイン]ダイアログ ボックスをキャンセルした場合、操作をキャンセルしてやり直す必要があります。
- この機能を使用しているときは、ジョブ キューに操作が表示されます。タスクが実行されているかどうかはユーザに通知されません。ジョブの現在のステータスを確認するには、ジョブ キューにアクセスしてください。
- 手動同期機能を使用するためには、「Object Get Attributes」権限が必要です。現時点では、この権限を使用する機能は他にありません。
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Vault Data Standard for Vault Workgroup および Vault Professional
- Vault Data Standard は個別にアンインストールする必要があります。Vault Client をアンインストールしても Vault Data Standard は自動的にアンインストールされません。
- Inventor Add-in の設定は、アドインがロードされる場合にのみロードされます。このため、アドイン マネージャ内の Vault Data Standard アドインのロード/ロード解除と、Vault Data Standard リボンでの Vault Data Standard の有効化/無効化には違いがあります。
- [Vault のファイル採番]ダイアログ ボックスが表示されて機能ドキュメント(フレーム ジェネレータ、デザイン アクセラレータなど)保存時のファイル採番が混乱するのを防ぐには、[登録されている拡張子は表示しない]をオフにしてください。設定を変更するには、Windows の[スタート]ボタンをクリックし、Windows 7 では「フォルダ オプション」(Windows 10 では「エクスプローラーのオプション」)と入力して[Enter]を押し、[フォルダ オプション]ダイアログ ボックスで[表示]タブに移動して、[登録されている拡張子は表示しない]をオフにします。
- Vault Explorer プレビューの[CAD/BOM]タブをクリックして、0 しか表示されない場合、Inventor の部品表ビューが Vault で有効になっていません。この場合、Inventor で[管理]タブから[部品表]を開きます。[構成]タブを右クリックし、[部品表ビューを有効]を選択します。これで、CAD/BOM プレビューが機能するようになります。詳細については、『Inventor ヘルプ』を参照してください。
- Data Standard が Vault Explorer で正常に起動しない場合は、Vault Client を再起動します。
- AutoCAD または AutoCAD Mechanical で、[Data Standard]リボンが表示されない場合は、AutoCAD の CUILOAD[CUI ロード]コマンドを使用して、AutoCAD カスタマイズ ファイル「MVFApartialcui.cuix」を再ロードします。「MVFApartialcui.cuix」は、「C:¥ProgramData¥Autodesk¥ApplicationPlugins¥Autodesk DataStandard 2019.bundle¥Contents¥Resources¥ja-JP」フォルダにあります。
- [コントロール パネル]のインストールされているプログラムの一覧に、Data Standard のバージョンが 2 回表示されることがあります。この現象は、異なる言語のセットアップで Data Standard がインストールされている場合に発生します。ただし、プログラム自体は正しくインストールされており、正常に動作します。
- [CAD BOM]タブは、Inventor コンポーネントが Inventor の CAD BOM で[標準]とマークされている場合にのみ機能します。その他のコンポーネントは見つからない可能性があります。
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Autodesk Vault Professional, Autodesk Vault Workgroup, Autodesk Vault Basic, Autodesk Data Management Server, Autodesk Vault Office, Autodesk Inventor, AutoCAD, AutoCAD Mechanical, and AutoCAD Electrical are trademarks of Autodesk, Inc. in the United States and/or other countries. Windows Server 2012, Windows Server 2016, SQL Server 2014, SQL Server 2016, SQL Server 2017, Windows 7, Windows 8.1, Windows 10, Microsoft Office 2013 and Microsoft Office 2016 are either trademarks or registered trademarks of Microsoft Corporation in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.
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